クラウドファインディング利用の流れ
新規事業を行おうとしている方に人気のサービスがクラウドファンディングです。
出資とも違う新しい資金調達方法として、ビジネスを問わず幅広いシーンで活用されています。
クラウドファンディングとは
不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行う資金調達方法です。
クラウドは群衆、ファンディングは資金調達という意味があります。
出資と違うのは、資金提供者に対して株式や配当で還元するだけではなく、様々な方法で特典を用意して資金提供者に還元できるのが特徴です。
例えば、飲食店を起業したい場合、1万円出してくれた方は1万5千円分の食事券、10万円出してくれた方は永久に10%割引などといった特典を用意します。
資金調達をするうえで、利息や返還義務、配当などが必要なく、資金提供者も自分にメリットがある特典を選んで資金提供を行う事ができます。
クラウドファンディングの活用事例
主にその業種のサービスに沿った事を特典にする事が一般的です。
業者価格や仕入れ価格で物やサービスを提供したり、特別ユーザー扱いをするなど、資金提供者がお金を払う以上の見返りがある内容だと資金が集まりやすいです。
ほかにもボランティアなど世の中の役に立つ内容であれば、資金提供者は見返りではなく、寄付や応援といった意味で特典に価値が無い事でもお金を払ってもらえます。
個人向けの小口のプランから、法人や投資家向けの大口向けのものまで、多彩なプランと特典を用意して、より多くのターゲットから資金提供を呼びかけるのがクラウドファンディングの特徴です。
クラウドファンディング利用の流れ
1. クラウドファンディングを運営しているサイトに資金調達希望情報を登録する
2. 各プランや、特典、目標金額、期間を設定する
3. クラウドファンディング期間中に閲覧者が各プランに申し込み支払いを済ませる
4. 利用者が払った費用は一度クラウドファンディングの運営会社が預かる
5. 目標金額に達したら投稿者に資金の振込を行い、投稿者は宣言通りのサービスや事業をスター トして、資金提供者に特典を提供する
※期間内に目標金額に届かなかった場合は、不成立となり資金提供者に返金が行われる
このように、クラウドファンディングは、賛同して資金提供してくれる人が現れても全体で目標金額に達しなければ、一切の資金調達ができません。
その場合は当然特典の提供義務も消滅します。
魅力的な事業プランや特典と、現実的な目標金額を設定できるかが、クラウドファンディング成功のためのポイントです。