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エンジェル投資家とは?

 

起業や創業間もない事業者の資金提供先として人気が高いのがエンジェル投資家です。
近年はネット掲示板の普及などもあり、需要が増加傾向にあります。

 

 

エンジェル投資家とは

 

富裕層の個人で、法人や個人事業主などを問わず、資金調達に困っている方に投資を行う方の俗称です。
投資の見返りとして株式や転換社債を求める事が多く、この辺は通常の投資家と大きな違いはありません。

 

エンジェル投資家はビジネスモデルや交渉次第では、株式会社にしていない合同会社や個人事業主、さらにこれから起業を目指す一般の方も投資の対象にしています。

 

金融機関とは違い、その人に共感してもらえる事業であれば、事業計画の内容が薄くても資金提供してもらえる場合もあります。

 

ただし、どれだけビジネスプランがしっかりした物でも、実際に会って人間性を買ってもらえないと投資を受けられない場合もあります。
エンジェル投資家はあくまでも個人で、裁量によって資金提供するかを決めている投資家です。

 

また、エンジェル投資家同士のネットワークも広く、資金提供を募っている方に対しての情報交換をしたり、複数のエンジェル投資家で合同出資をする場合などもあります。

 

 

エンジェル投資家の探し方

 

スマホで調べるサラリーマン

 

主にインターネット掲示板と、友人・知人などの紹介によってエンジェル投資家を探す事ができます。
近年はこうしたエンジェル投資家向けのネット掲示板が人気で、人脈がなくても簡単にエンジェル投資家を探してプレゼンをできるようになりました。

 

掲示板は主に、簡単なビジネスモデルの概要を投稿して、必要な資金や投資家への見返りなどを伝えて、エンジェル投資家から回答を待つといったものが多いです。

 

ネット掲示板は、富裕層のエンジェル投資家だけではなく、資金提供を募って合同経営をしようといった動きなどもあります。
ほかにもエンジェル投資家が掲示板に投稿して、そこにビジネスプランを添えて返信する方法もあります。

 

ネット掲示板にいるエンジェル投資家は、すぐに収益石を確保して配当支給できるような即効性があるビジネスを好む性質があります。

 

 

エンジェル投資家を利用する注意点

 

エンジェル投資家と聞くと、お金を持て余している大富豪というイメージを持っている方が多いです。
実際にこうした方もいるのですが、ただ無償でお金を出してくれる偽善者ではありません。

 

経営に口出しをしたかったり、その事業を利用するなど何かしらの目的を持っています。
エンジェル投資家は出資後に関係がうまくいかないと、経営権を乗っ取られたり、資金をすぐに返すように手のひらを返されるような事があります。

 

エンジェル投資家と取引する時は、たとえ簡単にお金を出してもらえる場合でも、契約書を作るなどしてルールを明確にして、その後のエンジェル投資家との関係を大事にするようにしましょう。

 

融資と出資について